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調剤薬局の求人に役立つ、薬剤師の平均年収都道府県別ランキング

調剤薬局の求人に役立つ、薬剤師の平均年収都道府県別ランキング

厚生労働省は労働者の賃金を、雇用形態、就業形態、職種、性別、年齢、学歴、勤続年数、経験年数等も含めた統計情報として調査を行っています。
この記事では2018年度の調査データを元に、薬剤師平均年収の都道府県別ランキングをご紹介します。
雇用形態や年齢などの調整はしていないのであくまでも参考値となりますが、薬剤師の求人を出す場合の参考にしていただきたいと思います。

1位は奈良県、47位の福井県とは約147万円の差

平均年収が最も高いのは奈良県(624.7万円)でした。厚生労働省が定める都道府県別最低賃金が最も高いのは東京都ですが、東京都の薬剤師の平均年収は13位(542.4万円)。奈良県の最低賃金は20位で東京都よりも20%安く設定されています。
薬剤師の平均年収の高いトップ5のうち、3位の栃木県は最低賃金が安い方から数えて34番目で比較的最低賃金は高い方ですが、それ以外の岩手県(2位)、島根県(4位)、青森県(5位)は、最低賃金が安いランキングで安い方から8番目に入っています。最低賃金が非常に安く設定されている都道府県でも、薬剤師に限っては平均年収が非常に高いことを表しています。
このことから推測できるのは、薬剤師の給料については単純な地域性よりも、10万人当たりの薬局数や、都道府県ごとの薬剤師数など、薬剤師特有の地域性を見る必要があると言うことです。
単純に地域の平均的に給料に合わせて、給料設定をして求人を出しても応募が集まりません。

 

薬剤師の平均年収、都道府県別ランキング

薬剤師の平均年収、都道府県別ランキング

まとめ

今回は都道府県別の薬剤師の平均年収をランキングしました。薬剤師の平均年収は、その地域のその他の業種の平均年収との関係は弱く、その他の要因が大きく関係していることが分かります。
別の記事で改めて都道府県別の薬剤師数、調剤薬局数などの要因を分析し、ご紹介したいと思います。

出典

賃金構造基本調査(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html

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